恋空

1章まで読んだ
地の文の視点がコロコロ変わる*1のは伏線。主人公格が少なく見積もっても三人は存在している。そして一人称視点の時のヒロイン(美嘉)に対する指示語が”美嘉”であることから、一人称視点の時の語り手は美嘉ではない。よって、一見すると美嘉の視点で進められていると読者にミスリードさせておいて、その実ヒロインorヒーローは別にいると予想できる。さらに、独白部分を読むと、この主人公の心理は身嘉の心理とリンクしている割合が非常に高い。これらを統合するとすぐ近くに第三者、幽霊のような存在がいると推測できる。
そこである人物にスポットが当てられる。1章を読めば判るが、美嘉の姉は肉親であるにもかかわらずほとんど出番が無い。設定だけの空気と言っても差支えが無い。名前も(現時点では)無い。逆にヒロの姉はかなり重要な役である。名前もある。この対比には違和感を感じさせられる。
つまりこれらを纏めると下記のようになる。



統合失調症かなにか

*1:下手したら1行おきに