グロテスク感想

感想を端的に書くと『気持ち悪い』『吐き気がする』『俺、二次ヲタでいいや』です。
物語は、ある事件に係わった女性の姉の自叙伝、になるのかな。主人公視点で主人公を含む四人の女性の人生について語っています。
積ん読していた時は"グロテスク"ってタイトルから『腹を裂いて中から寄生虫が〜』とか『振り返ると恩師が頭から〜』みたいなSFだと思ってました。読み終わった今は、そのほうがまだ何倍かマシだったなと思います。


登場人物は多かれ少なかれ、皆(主に内面が)醜いです。それがタイトルに結び付くのだと思います。でもそんなことより、極めてノンフィクションっぽいフィクション性が怖かったです。だって、そういう性格の人間なら社会に五万といそうだもの。腹から虫が出てきても笑いとばせるけど、この話は笑いとばせません。こんなリアルリアリティを出されたら後味が悪いったらありゃしない。まー、丸一日憂鬱な気持ちを引きずっても、寝たら忘れるのが俺クオリティ。


で、ここからラストのネタバレ含みつつ。


ラスト、主人公はユリオに処女を捧げると思ってた。まあ、後日談があれば多分しているのだろうけど。叔父と妹の関係、及びそういう行為を嫌い密告した主人公に対する皮肉として当然あるだろうと。かにしののリーダさんとの3Pよりも確信してましたよ。でもまあ、主人公の処女は名も無いエキストラAに奪われて、これもまたこれで嫌な終わり方だなと。あー、そういえば妹も初めては叔父じゃなかったなー。ならこの終わり方は姉妹の対称性からも間違ってないのか。


最後に、パソコンぐらいかってやれw